高原熊野神社の大クスノキ Campher in 熊野古道
圧倒される大きさを誇るご神木
森の斜面にどっしりと立つ
DATA of TREE
▽樹種:クスノキ(クスノキ科・落葉高木)
▽学名:Cinnamomum camphora
▽樹齢:約1000年
▽樹高:約29m/幹周り:約10.35m
▽所在地:田辺市中辺路町高原1120
【木の特徴】
とにかく大きい! このクスノキの前に大人6、7人が横並びで立てるほどの幹周りを想像してみてください。社殿後方の斜面に立ち、根をしっかりと張っています。写真でその迫力を見せられないのが残念ですが、森の王様といった堂々たる姿。幹の裏側にまわるとその大きさがさらに迫ってきます。境内には3本のクスノキのご神木が立っています。(2018年5月20日撮影)
★この木を見るポイント⇒大きく根を張る。境内に3本の大楠。
【歴史を伝える】
熊野・高原地区の産土神(うぶすながみ)。熊野古道の中辺路(なかへち)沿いにあり、「不寝(ねず)王子」と「大門(だいもん)王子」との間に位置します。応永9(1402)年、ご神体が熊野本宮大社から勧請されたと伝わっています。
【この木に会いに行こう!】
熊野古道・中辺路(なかへち)、熊野三山の聖域への入口「滝尻王子(たきじり・おうじ)」から約3.7キロ。バスの場合は、JR「紀伊田辺」駅から龍神バス「熊野本宮」行きで約40分、「滝尻」下車、熊野古道を徒歩1時間45分。タクシーの場合は、JR「紀三井寺」駅からタクシーで約5分。高原霧の里からの眺めも楽しみたい。